詩のみの更新日
生【せい】なる夜に
仮想世界で出会った二人は
愛し合わずにはいられなかったのだろう
肉体を捨てて 逃げ込んだのだから
そう思い込んでしまったのだろう
同じだから 同じように
愛し合わずにはいられなかったのだろう
呼ぶ声がエコーして
生活のリズムが邪魔をしても
取り残された頭の中で
溺れて浮かんでいるのだろう
忘れるな 息をしろ
肉体が無ければ
君に会う事ももう無いさ
忘れるな 何が大事か
もし君が二人なら
どちらかは消えてしまうという事を