欲望は時に盲目的になるのでお気をつけを
欲しがらなければ
手に入るものが多くなった
矛盾だらけでも
真実が見やすくなった
脱ぎ捨てると
いらなくなった
そうしていると
何かが飛んできて
体にペタッと張り付いた
「欲しい。欲しい。」とおねだりばかりしていた事があります。
それは・・・彼氏という存在です(*´з`)
社会人になると、素敵な出会いがあり恋愛は腐るほど出来るのだと、勝手に思っていた20代の頃。
いざ、自分が会社という狭い組織に属した時、非婚の・気の合う・フリーの・その条件に引っかかる出会いは、なかなか無いのだと突き付けられました。
取引先の人。営業の人。声を掛けてくれる人はいるのですが、よくよく話すと既婚だった!・彼女がいた!というのはしょっちゅうでした。
「君に早く出会っていれば良かった。」「運命を感じる。」
そんな風に言ってきます。(アラ、お口がお達者で・・・)苦笑いでかわします。ww
学生の頃の、いわばヨリドリミドリの状態から、片思いも出来ない枯渇な状態になった私は、「彼氏がほしぃ。」が口癖になりました。
どうにかこの状況を抜け出そうと、私がとった行動は突飛なものでした。
ハイ、出会い系です。
登録すれば、いくらでも出会えます。
真面目にお付き合いしたい者同士の出会いのツールの1つ、と捉えるには無理があるのは分かっていましたが、もしかしたら良い人がいるかもしれない!「彼氏がほしぃ。」この現状から抜け出せるなら!と必死でした。
まずは、登録➡気になる人にコンタクト➡サイト内でやり取り➡メルアド交換➡
自分の携帯でメール➡番号交換➡電話で話す➡直接会う
これが出会い系サイトの流れでした。初めは慎重にサイト内だけのやり取りに、長い時間をかけますが、メルアド交換をしてしまえば、その後の流れはあっという間でした。
こちらが慎重になっている事を、気遣ってくれる人も中にはいましたが、電話番号の交換をすると、一分以内に着信が来るのがほとんどです。
電話で話す相手の声や、話し方の雰囲気に流され、今度こそは彼氏が出来るかも!と果敢に会いに行きました。
記憶を辿ると20人位には会っていたと思います......
ただの友達が欲しい人、バンド活動の宣伝ついでという人、寂しがり過ぎて病んでる人、特にもうコレが目的の人が多いです。
何人落とせるか武勇伝的なノリの人!!( ゚Д゚)
正直、怖い思いも多少しました。彼女さんが追いかけてきて、目の前で初めて会う男性がビンタされたり・・・家に行くと脅されたり・・・自分の目的が達成されないのが分かると、置き去りにされたり・・・世の中、本当に色んな人がいるなぁ~としみじみ痛感する経験の一つでした。
友達がほしい!というのが目的の男性とは、何度か遊びに行き、こんな繋がり方もあると勉強にはなりましたが、私は「彼氏がほしぃ。」のです。
正しく言えば、「誰でもいいから彼氏になってください。」ではなく、私の求める条件に満たした「私の彼氏」が欲しかったのです。
【私の戦略は間違っているのかもしれない】そう思い始めた頃、ついに求める出会いのチャンスがきたのです!!!
しかし、その男性と何度か会う約束をしましたが、なかなか会えません。
ようやくお互いの都合の良い日が決まり、待ち合わせの場所に行くと、穏やかで落ち着いた雰囲気の、年上の男性が、照れくさそうに待っていました。
夜景を見にドライブをして、お洒落な飲食店で楽しくご飯をしながら話していると、
「おぉ!〇〇(男性の名前)」
なにやら男性の知り合いらしき二人組の男が近寄ってきたのです。
二言三言、会話のやり取りをして帰って行きましたが、なんだかあまり雰囲気の良くない二人組で、彼の様子も気にかかりながら、店を出ました。
「また会いたいんだけど会ってくれる?・・・」
別れ際にそう言ってもらえて、私は「やっと彼氏が出来る~!!」と喜びながら帰りました。
その数日後のメール内容に愕然する事になるとは( ゚Д゚)
そのメール内容は・・・
(店で会った友達が、君を気に入ってしまって、、
一度会ってあげてくれない?)
愕然です。
これには本当に愕然としました。何か弱みを握られているのでは?と思うくらい突然の方向転換でした。
私は、出会い系でも”いい恋愛が出来るんだ”と証明出来る最後のチャンスを失ったのです。
(意味が分からないので、会えません。)
とメールを返し、その男性の番号を拒否設定に加えました。
そして、キッパリ出会い系サイトの使用をやめました(*´з`)
さて、
「彼氏がほしぃ。」という自分の欲望に素直に行動した私は疲れ果て、
「暫く、一人でいいゃ。」と思うようになり、、、
会社の先輩や、友達から徐々にいい出会いがもたらされるようになるのでした。ww
欲しがらなくても、手に入るのが恋愛なのでしょうか?
私の結論・・・・
「 矛盾ですが、一理あると思います。」