〇〇系男子
内なる僕
この手をとっていいよ
絶対離しはしないから
この手をとっていいよ
だから君からも離そうとは
しないでね
この手をとっていいよ
僕の想いが伝わるなら
この手をとっていいよ
強引に君の手をつかめない
この手をどうか
握ってください
〇〇系男子ってもう定番の呼び方になりましたね。肉食系・雑食系・犬系・猫系・植物系・・・・・めちゃくちゃ比喩の横行です。
そんな今回は、草食系男子について書こうと思います。
今でも私の中で、”得体のしれない気持ち”として記憶に残っている、高校生時代の話です。私にいつも「〇ちゃん、かわいい。かわいい。」と言ってくる男の子がいました。
ジャニーズ系の彼は、後輩にモテたようで告白されることもあったようです。しかし、誰とも付き合う気配がないのです。
イベント等では、私と一緒に写真を撮りたがり肩を組まれたり、お姫様抱っこしてきたりするので、もしかして私からの告白待ちなのか?とさえ思っていました(笑)
しかし、一年たっても二年たっても彼の真意は分かりませんでした。
しかし、ある日突然私の友達と付き合う事になったのです。その組み合わせに違和感だらけでした。その違和感は的中したようで、2週間もせず二人は別れたのです。
どうやら、彼は周りのからのアドバイスで、私にヤキモチを焼かせてはどうかという提案があったようなのです。これは、事実確認はしてないのですが、グループ内の空気で察しました。そんな方法を安易に選んだ彼に失望し、私の中にあった、彼と付き合うかもしれないなという不確かな気持ちは抹消されたのです。
そんな私の気持ちの変化を彼は知らず、卒業を迎え、個々に新生活の準備をする期間に、最後の思い出作りにと、彼を含めたグループでよく遊ぶようになりました。
時には彼と二人きりで食事に行く事もあり、ようやく彼の口から告白の言葉が聞けました。
私は、正直に「私の友達と付き合ったのがショックだった。。。」と告げました。
彼の中で、二人きりで食事に行く=告白しても大丈夫 と確信があったのかもしれません。安全な方法ばかり選んで、タイミングを逃したのです。
彼の中で、どんな恋の計画があって、何を思って行動したのか、今でも”得体の知れない気持ち”として私の中に残っています。
多分、こういうのを草食系男子っていうんでしょうね。