TUKUMOブログ

自分の中にある、書きたいを綴っていこうと思います。

好きすぎるとダメ?

 

花ざかり

花ざかり

ひとときだけの

花ざかり

 

 

誰もその瞳(め)に入らぬように

更に光を振り撒いて

 

花ざかり

花ざかり

恋焦がれての

花ざかり

 

たとえあなたが見なくても

願わぬ想いが花ざかり

 

 

 

f:id:tubuyakitukumo:20191103011532j:plain



最近、ブログを書きながら思うんです。過去の恋愛を思い出して、今ようやく分かったんですが。「初めから好きすぎるとダメ」なんだなって。

高校生の時の話ですが、卒業間近に両想いになれた人がいました。お互い結局、離れ離れになるのは分かっていたので、気持ちを伝えれずに”好き”ばかりが大きくなりました。その気持ちは、卒業式が終わり”もう二度と会えなくなる瞬間”に暴走しました。

彼を追いかけ、自分の気持ちをぶつけてしまったのです。

秘めた恋で終わるはずが、動き出してしまったのです。動き出したはいいのですが、彼の事を知っていくたびに不安な気持ちに襲われました。彼には、長い期間お付き合いをしていた年上の彼女がいたのですが、彼女が別れを受け入れず、仕方なく一緒にいたという事。その間に他に好きな人がいたけれど、彼氏がいるのであきらめざるおえなかった事。

彼に近くなればなるほど、周りからの情報が私を振り回すようになりました。

好きなので、困らせたくない、好きなので、嫌われたくない。好きだから=何も言えないになり、自分の中でどんどん不安が膨らみ、疑問が生まれ、好きなのに辛い。になりました。

結局、この気持ちを彼にぶつけることなく、別れを告げる事にしました。

別れたくないと泣いている彼をまだ好きなのに、好きすぎて彼の全てを知りたいと言えず、彼の気持ちを信じる事が出来ない自分が、この恋をダメにしてしまいました。

 

数年後の同窓会で、彼と再会する機会がありました。彼はまだ私の事を好きでいてくれたようで「彼氏はできたの?」と問いかけてくれましたが、私は迷いなく「いるよ。」と言ってしまっていました。

まだやり直せるチャンスは用意されていたのに、怖かったのです。”大好きな彼"を傷つけたくなかったのです。そして、"大好きだった彼の中の自分”を守りたかったのです。「いい思い出だけ残しておきたい」に未来は見えませんでした。

要するに、好き愛してるはちがうのです。

その頃の私は、まだ愛を知りませんでした。

 

後日談:彼は、高校時代に「彼氏がいるのであきらめざるおえなかった好きな人」と、今は結婚しているそうです。二人は愛の本質を知っていたのかもしれませんね。大好きな彼が大事な人と巡り合え、幸せになれてよかったと心から思っています。(*‘ω‘ *)

 

 

 

sikoukei.hatenablog.com